単行本5巻73ページ目(喪42:モテないし何気ない日常を送る(2年生))にあるもこっちのモノローグ。
校門での公開処刑をなんとか終えて教室にやってきたもこっちは、そこで自分の環境にある変化が表れている事に気づきます。
…でも1年の時より私に話しかけてくれる人が増えているのは確かだな… ネモもたまに話しかけてくれるし
すぐに廃れたけど 2年の最初に「黒木さん状態」って流行語作ったし… 1年の時から何かが変わり始めてるのかも知れない…
今だったら自分から変われるかも知れない
「今だったら」という事は、もこっちも自分の問題点は以前から理解していたのでしょうね。そして勇気を出してクラスメートに声をかけ、気分が悪いので調理実習を休む事を告げ、自分の分担だった実習の材料を渡す事に成功します。
たったこれだけの事ですが、保健室のベッドに横になるもこっちは、達成感に包まれてなんだか誇らしげです。
1年の時は材料渡さないで早退して班の全員からひんしゅく買ったけど… 今の私は勇気を出して材料渡せた…
このエピソードには「成長」というタイトルがついていますが、確かに以前のもこっちと比べて明らかな成長が見られます。ちなみに1年生の時、もこっちが自分からクラスメートに声をかけるのに成功したのは文化祭の準備の時だけでした。ここまで来たらぼっち脱出もそう遠くないようにも思えますが、きっとそう簡単には行かないんでしょうね。
ちなみにこの部分は英語版5巻だとこうなってます。
1年の時は材料渡さないで早退して班の全員からひんしゅく買ったけど… 今の私は勇気を出して材料渡せた…
IN FIRST YEAR, MY WHOLE COOKING GROUP FROWNED AT ME FOR SKIPPING OUT WITHOUT GIVING THEM MY INGREDIENTS… BUT NOW, I’VE GAINED THE COURAGE TO HAND THEM OVER FIRST…