単行本3巻108ページ目(喪25:モテないし看病する)にあるセリフ。
月曜日、学校に行きたくないもこっちは、弟の智貴が風邪で学校を休んでいる事を知って怒りを覚えながらとりあえず学校へ行きます。そして体育の授業中、バスケットボールが頭にあたって一時的な脳震とうになったもこっちは、それを機に仮病を使い帰宅する事に成功します。さらに弟に風邪をうつしてもらえば明日も明後日も学校を休めるかも知れないと考えたもこっちは、風邪で寝込んでる智貴の部屋に行きゲームを始めます。
智貴: おい …おい
もこっち: 私がそばにいてやんよ
智貴: 何言ってんだ?
もこっち: ずっとずっとそばにいてやんよ
智貴: いらねーよ 出てけ
もこっち: 制服の姉ちゃんだよ
智貴: だからなんだよ
もこっち: 元気出るだろ?
智貴: 出ねぇよ
もこっち: …………
智貴: なんだよ?
もこっち: とか 言いつつ下半身は元気出てんだろ?
智貴: お前 頭おかしいのか?
前にも言いましたが私にも年が近い姉がいるので、この姉弟のやりとりは本当に笑えます(笑)。他人の姉だから笑えますが、もこっちが自分の姉だったら本気で嫌ですね。智貴に心底同情します (リア充ざまぁw)。
その後、智貴の部屋にいることへの言い訳として形だけの看病をする事になったもこっちですが、しばらくして家の呼び鈴が鳴り外へ出てみると智貴のクラスメートの女子二人が学校を休んだ智貴のプリントを届けにきてくれます。しかも智貴がサッカー部のレギュラーだからか、それとも中学生にしてはよく出来たその性格のためか、どうやら女子の片方は智貴に好意を抱いているような雰囲気です。
クラスで孤立している自分とのあまりの違いに愕然としたもこっちは、なんと母親がつくった熱々のおかゆを智貴の顔にかけるという暴挙にでます。これにはさすがの智貴もキレたと見えて、すかさずサッカー部じこみの強烈な蹴りをもこっちの背中に入れます(笑)。
智貴: 何すんだ!このバカ!!!
もこっち: ごぉふっ!?
智貴: おまっ本当殺すぞ…!
もこっち: うううぅ… ふっふぐぅ… おおお… うおぉふ
智貴: んだよ… そこまで強く蹴ってないだろ
もこっち: ふぅぅぅ なんでお前ばかり… 私には誰も来ないのに…
智貴: は?
もこっち: うおおお…
智貴: う うぜぇ…
ここでまた呼び鈴が鳴り、母親から「智子来てるわよー」と呼ばれて笑顔で出ていったもこっちですが、実は佐川急便の荷物だったというオチが付き、泣きながら智貴の布団に顔を潜り込ませます。
智貴: 何入って来てんだ!?
もこっち: この中で泣かせてよ! 菌だらけのこの中で!!
自分の姉だったら本気で嫌ですが、客観的に見ると智貴の前でだけ我が儘を言ったり、ためらう事なく涙を見せたりするもこっちがとてもかわいいエピソードです。私には妹がいませんので、姉というよりどちらかというと駄目な妹的な感じでもこっちを見てますね。よくある優等生的な妹キャラはあまり好きでは無いのですが、もこっちのような妹キャラがいたら私はすごくはまると思います。
ちなみにこの部分は英語版3巻だとこうなってます。
この中で泣かせてよ! 菌だらけのこの中で!!
LET ME CRY UNDER HERE, WHERE IT’S FULL OF GERMS!!
おまけ
とか 言いつつ下半身は元気出てんだろ?
SO YOU SAY… BUT DOESN’T IT LIFT YOUR LOWER HALF’S SPIRITS?