こんなどしゃ降りの中 傘を取るような奴がこの学校にいるんだ そしてそんな奴が何喰わぬ顔で生活して青春を謳歌してるんだ

Watamote-vol3-075p

単行本3巻75ページ目(喪23:モテないし悪天候)にあるモノローグ。

帰宅しようと昇降口へとやってきたもこっち。しかし朝持ってきたはずの傘が傘立てにはない。そして誰かが自分の傘を持っていったのだと考えたもこっちは、どしゃ降りの雨を眺めながらこの世の理不尽に対して憤りを感じます。

こんなどしゃ降りの中 傘を取るような奴がこの学校にいるんだ そしてそんな奴が何喰わぬ顔で生活して青春を謳歌してるんだ

きっとそいつは自転車を盗んだり万引きしたり最低なことをしていて 最低でクズな奴なのに付き合ってる人がいて…

雨の中びしょ濡れで帰る私のことなんか何も考えず生きていくんだ…… 悔しい……!

殺したい…苦しめて殺したい…傘を盗む奴一人残らず殺したい…

こういう事を考えてしまう気持ちは解らなくもないですが、途中から思考がだんだんと危険な方向へと向かうもこっち。しかしすぐにもこっちの傘は別の傘立てで見つかるというオチが付きます。

ギャグとして笑えるという感じではないですが、短いながらも色々と上手いなと思ってしまうエピソードですね。

ちなみにこの部分は英語版3巻だとこうなってます。

こんなどしゃ降りの中 傘を取るような奴がこの学校にいるんだ そしてそんな奴が何喰わぬ顔で生活して青春を謳歌してるんだ

TO THINK THERE’S SOME JERK AT THIS SCHOOL WHO’D TAKE SOMEONE ELSE’S UMBRELLA DURING A DOWNPOUR. THAT JERK’S PROBABLY OUT WALKING ALONG, HAVING FUN, ACTING LIKE HE’S DONE NOTHING WRONG.