違う!! 無視してないし私は大人しくないし 本当は明るくて面白い子なんだ!!

Watamote-vol1-073p

単行本1巻73ページ目(喪5:モテないし宿る)にあるモノローグ。

学校帰りに通り雨に降られて、公園のベンチで雨宿りをするもこっち。そこへ同じく雨宿りをしにイケメンの二人組がやってきます。野外とはいえ狭い空間でイケメン2人 vs もこっち1人、という突然の構図に戸惑うもこっちですが、そんなもこっちに普通に話しかけるイケメン(金髪)と、それをたしなめるイケメン(黒髪)の会話を聞いて心の中で叫びます。

黒髪「何いきなり話しかけてんだよ 困ってんじゃん」
金髪「ああ? いいじゃん別にどうせ暇だし」
金髪「あれ? もしかして無視されちゃった俺?」
黒髪「やめろよ… 大人しい子なんだろ」
もこっち (違う!! 無視してないし私は大人しくないし 本当は明るくて面白い子なんだ!!)

もこっちの側から見ると、まるでヤクザの追い込みのようにムチと飴の役割分担が完璧に分かれているイケメン2人の絶妙なコンビプレイ(笑)。これはもこっちでなくとも普通の女子ならツラい状況だと思います。

この後、なんとか明るくて面白い子である事を証明しようと色々と考え、汗びっしょりになり、「なんだこの汗!? バスケ漫画か!!」という渾身のギャグを思いついて「面白い女子だと思ってくれるかも」とニヤニヤと笑うもこっち。しかしギャグに至るための前フリがまったく無いので、笑ってもらうどころかギャグと認識さえしてもらえず、涙目になりながら「もういっそ殺してくれ」と続きます。

そのまま泣き出しそうになってトイレに逃げ込むわけですが、その際にもなんとか面白い事を言おうとするもこっちがけなげでとてもかわいいエピソードです。

ちなみにこの部分は英語版1巻だとこうなってます。

違う!! 無視してないし私は大人しくないし 本当は明るくて面白い子なんだ!!

NO!! I’M NOT SNUBBING YOU, AND I’M NOT QUIET! I’M ACTUALLY A REALLY CHEERFUL AND INTRIGUING GIRL!!

なお「もういっそ殺してくれ」の部分は “PLEASE, JUST KILL ME NOW.” となってます。