特別編(ガンガンONLINE初出時)
| 収録巻 | |
| 英題 | Special chapter |
| ページ数 | 3 |
| 初出 | 2025年10月30日(アプリ) |
アプリ版の更新日が開催前日だったハロウィンに関する特別編エピソード。
体育(女子サッカー)の授業中、試合待ち(もしくは後)の黒木智子が田村ゆりにハロウィンへの参加経験があるのかどうかを尋ねたところ…?
地区の商店街を回って何度も物乞いをした(田村ゆり)
本話のサブタイトルはガンガンONLINE初出時ではナンバリングのない「特別編」だが、本サイトでは他の特別編と区別させるために便宜上「特別編24」と呼称する。
本話は無料公開されているが、本話は特別編231)のケースと同じく、作者都合のため公開が一週間延期された本編エピソードの代替で公開されたことが作者からの更新告知ポスト(下記「外部リンク」を参照)に記載されており、それに伴う措置だと思われる。なお、本編エピソード(喪237(前編))は予告通り一週間後に公開された。また、本話はガンガンONLINE(アプリ版)のエピソードリスト(バックナンバー一覧)上では前話が喪236(前編)、次話が喪236(後編)2)として扱われている(下記エピソードリンクはガンガンONLINEの掲載順に記載)。
前述した更新告知ポストでは、左手首に大けが(喪235のページを参照)を負い、療養中だった原作担当のギプスが外れたことも合わせて報告された。
本話にて、本人の回想という形で幼少期のゆりがはじめて描かれた。彼女は「子供の頃」とのみ発言しているので具体的な時期は明らかにされていないが、前髪の分け方やおさげの髪留め(玉が二つ付いたゴムを使用)が現在の彼女と異なることがわかる。
体育の授業での根元陽菜は、2年次(喪107)と同様に本話においても後ろの髪を二つ結びにしていることがわかる。
日本のハロウィンでは渋谷に集まった参加者が度々問題を起こしていたが、2018年10月28日にハロウィンの参加者が渋谷を通行しようとしていた軽トラックを取り囲み、運転手が離れたすきに軽トラを横転させる事件が発生してしまったことが問題視され、区がハロウィンの時期などに路上飲酒や迷惑行為を禁止する条例を制定し、智子のセリフにある「渋谷のハロウィンとか規制されたけど」へ繋がることとなった。
智子とゆりの会話中に登場する「キョンシー映画で最後爆死する小太りの子供」(ゆり)「ス●カ頭」(智子)というワードは、1985年の香港映画『霊玄道士』の後追い作品である1986年の台湾映画『幽玄道士』の登場人物で孤児四人組のひとり「スイカ頭」3)が元ネタだと思われる。『幽玄-』での彼はゆりのセリフ通り死亡してしまうが、後述する関連作品では存命している。
なお、日本でも東京放送(TBS。現:TBSテレビ)が1987年に『幽玄-』の日本語訳版を『幽玄道士 キョンシーズ』のタイトルで全国ネットのテレビ放送後、翌年の1988年にはスピンオフテレビドラマ作品『来来【らいらい】!キョンシーズ』(全10話)をゴールデンタイムに全国ネットで放送したことで当時の子どもたちの人気を博した。更に当時大人気だった任天堂のテレビゲーム機「ファミリーコンピュータ」用ソフト『キョンシーズ2』(タイトー)も1987年に発売されており、スイカ頭はプレイヤーキャラのひとりとして登場している。