目次

喪50

モテないし夕暮れの教室で一人佇む

基本情報

収録巻 6巻
英題 I'm not popular, so I'll hang out by myself in a twilit classroom.
ページ数 15
初出 2013年11月7日

あらすじ

とある日の放課後。体育の居残り課題を終えた黒木智子は帰宅しようとするが、廊下でおしゃべりしていた岡田茜たちリア充グループと鉢合わせしそうになったため、迂回するはめに。その途中、夕暮れの生徒会室でひとり黄昏ていた今江恵美を偶然見かけ、何かライトノベル的な物語が始まりそうな彼女の美少女ぶりにドキドキしてしまう。そこからとある仮説を立てた智子は、続けて小宮山琴美を眺めるべく図書室を訪れる。

そして2年4組の教室に戻った智子は、夕方の教室に一人佇めば物語が始まるだろうと実行してみるがうまくいかない。それでも最終的に満足の行く自撮りができたことで、翌日の放課後も引き続き物語を始めようとするのだが…。

登場人物

黒木智子 荻野先生 岡田茜 大松さん 鈴木くん 今江恵美 小宮山琴美

名言

できるできるできる 黒木はできる!! あきらめないで!! 絶対できるから!!(荻野先生)

そんなに学校が好きなら もう住んじゃえよまったく!(黒木智子)

美少女が佇んでいるのに 何故……(同上)

どうしていつも はっきり言わないの? 見つけてもらうのを 待っているだけでは駄目よ(荻野先生)

補足

1年次の美術(喪9)に続き、本話では体育でも智子が居残り課題を行っていた様子が描かれている。なお、そうなった理由はいずれも智子が授業を休んだため1)。また、この時の居残り課題はテニスだったが、これはオチに繋がる伏線となっている。

荻野先生が居残り課題の際、「熱い」声掛けを行っていたことについて智子が心のなかでツッコんでいた際の「~松岡なの!? 修●なの!!?」は、元男子プロテニスプレーヤーで現在はタレント・解説者の松岡修造氏が元ネタだと思われる。松岡氏本人も「熱い」性格の人物であることがよく知られており、出演番組内でその様子を披露する機会も多い。また、「熱い」エピソードとして、現役引退後の2016年にはとある大会の試合にて雨天の影響で試合開始時刻になってもプレーが開始されなかった時に試合を待っていた観客の前に突如姿を現し、即席のトークショーを行ったこともある。

1年次に岡田さんとクラスメイトだった大松さん鈴木くんは2年次に別のクラス2)になってしまったものの、グループ内の交流は変わらず続いている様子がわかる。

智子1年次の蛍輝祭にて文化祭実行委員長を務めていた今江恵美が生徒会室にいたことから、彼女が生徒会の役員であることが推測できるが、本話の時点では詳細が明らかにされておらず、生徒会長であったことが判明するのは雨の日に智子・吉田茉咲・今江さんの3名が共に下校するエピソード(喪98)である。

上記に関連して、智子3年次の生徒会長である涌井美月が過去を回想するシーンにて生徒会室の前で智子(夏服姿とかばんが本話と一致する)とすれ違う様子や今江さんが黄昏ていた3)と思しき様子が描かれており(喪232(前編)4) )、本話が七夕祭りイベントの開催前だったことから涌井さんが回想していた時期は本話だった可能性がある。本件に関する考察は喪232(前編)のページを参照。

智子が訪れた各教室のうち、美術室は喪9以来となる二度目の登場、化学室(ただし本話では施錠されていたため智子は入室できなかった)は初登場となる。なお、女子生徒がフルートを演奏していた教室のみアングルの関係上、教室名が記載されていなかったが、おそらく音楽室だと思われる。また、作中の描写から事実上倉庫として使用されている空き教室(クラス札は無表記)の存在も明らかにされた。

本話にて荻野先生がテニス部の顧問であることが判明した。ただし軟式・硬式のどちらなのかは明らかにされていない。

研究ノート

扉絵

誰もいない放課後の教室で、机にもたれかかりスマートフォンを覗き込む智子

扉絵

外部リンク


喪49 喪51

1)
美術の時は病欠(仮病)だったが(喪7)、体育については理由が明らかにされていない
2)
この時点ではいずれも所属クラスは明らかにされなかったが、鈴木くんのみ後のエピソード(喪97)にて1組所属だったことが判明している
3)
ただし回想では教室の窓の前にいたが、本話ではベランダにいたという相違点がある
4)
単行本27巻には前後編がまとめられた喪232として収録