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喪208

モテないし百合?

基本情報

収録巻 23巻
英題
ページ数 9
初出 2022年9月8日(アプリ)

あらすじ

最近、地上波のテレビドラマでBL(ボーイズラブ)ものが多くなってきたことから、一般人も普通に見る時代になったと感じていた黒木智子は、田村ゆり田中真子にBLドラマを見ているかと尋ねる。智子は、勉強時のBGMがわりに一本だけ見ているという真子からの意外な返答に対して驚きつつも、真子とBLドラマについて会話していた。

その流れから、百合も一般に流行る時代が来るんじゃないかと言う智子は百合の話題を撮影中の映画に絡めていくが、ゆりに吉田茉咲とならどこまでいける?キスいける?と尋ねた瞬間、ゆりの隣にいた真子の様子が…?

登場人物

黒木智子 田村ゆり 田中真子 吉田茉咲 根元陽菜(智子の想像) 加藤明日香(智子の想像) 平沢雫(智子の想像) 佐々木風夏(智子の想像・生徒会相関図) 成田美保(智子の想像・生徒会相関図) 内笑美莉(生徒会相関図) 楠夏帆(生徒会相関図) 小宮山琴美(言及のみ) 1)

名言

ゆりちゃんじゃなく百合(黒木智子)

別に演技だし誰とでもやるけど(田村ゆり)

百合の強い眼光!!(黒木智子)

保護者【おかあさん】になってるのはゆりのせいでしょ(田中真子)

補足

ゆりが口にした映画のタイトル(『ブ●エノスアイレス』)の元ネタは、1997年に公開された香港映画の『 ブエノスアイレス (映画) 』で、直前の発言通り「同性愛の映画」である。 また、ゆり・真子・黒木智貴の3人で会話していた時(喪204(後編)「演技論」)に、ゆりが映画をよく観ていることやそこから演技について一家言あることが明らかになったが、本話では具体的な映画のタイトルを口にしたことで、映画を好んでいることがより明確になるエピソードとなっている。ゆりと映画の関わりについては、後に成田美保の話の内容から映画のタイトルを即座に思い浮かべたり、映画論を語るエピソード(喪212)へと繋がっていく。

本話にて、「生徒会と文学部の相関図」という形で黒木班映画に出演するキャストと配役の一部が明らかにされた。佐々木風夏(生徒会副会長役)のセリフ(喪204(後編)「生徒会役員」) と相関図から、次話の野球シーン撮影エピソードという流れになることがわかる。

「真子【じぶん】は私のことトイレでレ●プ未遂したのに…」という智子のモノローグは、2年次に女子トイレで智子と真子の間に起こった出来事を指している。詳細は喪99を参照。

研究ノート

外部リンク


喪207 喪209(前編)

1)
「こみなん」は智子の呼び方のひとつで、「こみなんとかさん」を略したものだと思われる。小宮山さんの呼び方については呼び方一覧のページも参照