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喪8
モテないし見えないとこに気を遣う
基本情報
収録巻 | 1巻 |
英題 | I'm not popular, so I'll focus on the unseen. |
ページ数 | 12 |
あらすじ
制服が夏服に衣替えされた直後のエピソード。
クラスメイトの女子生徒達のブラウスからブラジャーが透けていたのを見た黒木智子は、自分がブラではなくタンクトップを着用していることがダサいのではと疑問に感じ、パンツも智子母にお願いして買ってきてもらっていること・先日目撃した女子生徒のパンツのデザインがかわいかったことから、クラスで最もダサいパンツをはいているのは自分かもしれないが逆にかわいいパンツをはけば自分に自信が付き友人や彼氏ができるのではないかと考えた智子はかわいい下着を買うことを決める。
しかし、どこで買えばいいのかわからなかった智子は成瀬優に連絡を取り、会話中に欲情しつつもゆうちゃんが普段下着を買っているお店に翌日行こうと誘った。翌日、ゆうちゃんから「PALGO」内にある下着専門店へ案内された智子はパンツを買おうとするがどれを選べばよいのかがわからず、初めて訪れる下着専門店の空気に当てられたことで、なぜ自分みたいなのがここにいるのかと急に恥ずかしい気持ちになってしまう。
智子はゆうちゃんに「私にはかせたいと思ったやつでいいから」と無茶振りをすることで早く買って帰りたいと考えていた。考えたこともないリクエストに困惑するゆうちゃんだったが、「自分ではくなら何買う?」と条件を変更されたことで一枚のパンツをセレクトし智子に渡した。ようやくパンツを買った智子は自室で眺めていたが、突然のドアのノック音に驚いた智子は慌てて制服のスカートのポケットにパンツをしまった。ノックしたのは黒木智貴で部屋に入ってきたが、なんとかバレずに済み平静を装っていた。
翌日、学校で智子は、買ったばかりのパンツをいきなりなくしてしまったが家の中だからそのうち見つかるかな、恥ずかしくてまだはいていないがはけるようになれば私も…と考えているうちに暑くなったのでポケットからハンカチを出して汗を拭っていたが、よく見ると昨日なくしたものと思っていたパンツだった。しかもその様子を前席に座っていた男女クラスメイトに目撃されてしまい、まるで何ごともなかったかの様に会話に戻る彼ら。そして智子は女子トイレの個室に入ると、鬼の様な形相で何やら叫びながらパンツをビリビリに引き裂いていた…。
対応するアニメのエピソード
登場人物
名言
ゆうちゃん桃の匂い! 桃の匂いがする(黒木智子)
どうしよう今日のもこっちなんだかおかしい…(成瀬優)
こりゃホンマ勃起もんやで…(黒木智子)
補足
ゆうちゃんの携帯に登録してある智子の名前が「もこっち」となっているのがわかる。
本話で智子とゆうちゃんが訪れた「PALGO」の元ネタは、外観から「PARCO」の店舗で千葉県内に唯一存在する津田沼PARCOと思われる。
智子の妄想の台詞は「私のパンツは5300円です」で、漫画『ドラゴンボール』のフリーザの台詞「私の戦闘力は53万です」のパロディだが、実際に智子が買ったパンツは当時ピーチ・ジョン(作中では「ビーチジョン」「B♡J」となっている)が販売していたエブエブスリークォーターシャーリングメッシュパンティで、税込価格1100円である。