喪42
モテないし何気ない日常を送る(2年生)
基本情報
収録巻 | 5巻 |
英題 | I'm not popular, so I'll just live my life (second year). |
ページ数 | 16 |
初出 | 2013年6月6日 |
あらすじ
あいさつ運動
登校時、校門付近で生徒にあいさつする「あいさつ運動」を行っている今江恵美と生徒会のメンバーを見かけた智子。今江さんに対して気まずい思いを抱く智子が彼女を避けたところ、担任の荻野先生に遭遇してしまう。声出しの練習だけでなく友人ができたのかを尋ねられ、答えに窮していた智子の元に現れたのは…?
登場人物
成長
1年次に比べて自分に話しかける人物が増えたと確信する智子は「今だったら自分から変われるかもしれない」と立ち上がり、あるものを渡すため自分から三家さんに話しかけた。
登場人物
シルエット
保健室で横になった智子の隣で膝を立てたまま寝ている男子生徒。カーテンに写るそのシルエットを見た智子は…。
登場人物
一喜一憂
やがて男子生徒がいなくなった保健室。暇を持て余していた智子は先生(保健医)のいない保健室内を漁り始める。そして1年次の身体測定データが表示されたノートPCを発見した智子は…。
登場人物
手作り
昼休み、昼食タイム中の智子に話しかけてくる三家さん。彼女は調理実習で作った料理を持ってきたのだが、その料理を口にした智子はある感想を抱く。そして…。
登場人物
手持ちぶさた
結局一日のほとんどを保健室で過ごしてしまった智子は早く帰ろうと教室へ戻るが、そこにはクラスメイトの男女がいたためスルーしてしまう。その後智子が向かった場所とは…。
登場人物
放課後の音
久しぶりに学校で夕日を眺める智子。そこには吹奏楽部の演奏音・部活動の喧騒音・男女グループの談笑音…様々な音が聞こえてくる。そして智子が考えごとをしているとまた一つ、悲痛な音が混じってきた。
登場人物
登場人物
名言
私 仲良いですよ この子と(今江恵美)
え? 豚の餌!?(黒木智子)
私が放課後の音の一つになれる日は来るだろうか?(同上)
補足
本話のサブタイトルは過去のエピソード(喪7)と同じものが使用された初めてのケースとなるが、同エピソードと区別させるために「(2年生)」と付けられている。なお、本話も同じく短編回である。
「あいさつ運動」にて今江さんを見かけた智子が「前にパンツ見ちゃったから」と振り返っていたのは1年次の蛍輝祭終了後の時期にあたるが(「前に話した時から時間あいちゃったし…」と感じていたのはそのため)、具体的な内容が描写されたのは単行本3巻の描き下ろしエピソード(3巻おまけ1) )になるので、単行本未読の読者はいつの出来事なのかがわかりづらくなっている。
「成長」にて三家さんとつぐちゃんが初登場した。なお、この時点では両者共名無しのクラスメイトとして描かれている。
「シルエット」では喪7「保健室」にてベッドで寝ていた男子生徒(詳細不明)が再登場したが、本話の智子は前回と異なり、彼と顔を合わせていない。
「手作り」にて三家さんが調理実習で作った料理は肉じゃがと取れるような描写がされていたものの料理名は明らかにされなかったが、後に3年次のエピソード(喪207)にて智子が「豚の餌【にくじゃが】事変」と振り返っていたことから、件の料理は肉じゃがだったことが確定した。
「手作り」で智子が三家さんの料理の不味さっぷりを表現した「豚の餌」は、本作品のファンの間で三家さんの代名詞となるほど有名なワードとなり、三家さんの名字が判明していない時期には一部のファンや本サイトより便宜上「豚の餌さん」と呼称されていたこともあった。また、三家さん本人の発言から彼氏持ちであることも判明したがこの時点では言及に留まり、彼氏の氏名も挙げなかったため快であるかどうかは明らかにされていない(なお、本ページの登場人物の項目では便宜上「?」を付けて記載することとする)。
「手作り」で智子が発言した「ギルティ2)」「ロット乱し3)」というワードは「ラーメン二郎」ファンの間で用いられている用語が元ネタだと思われる。
扉絵
掃除中の2年4組。ブラシをかける清田くんと岡田さん、黒板消しを叩く根元さん、机を運ぶ智子