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喪129

文書の過去の版を表示しています。


喪129

モテないし教えてあげる

基本情報

収録巻
英題

あらすじ

引き続き遠足回。

岡田さん加藤さんの元から飛び出した南さんが泣き顔で一人園内を歩いていたところ、偶然会った旧級友グループから「ついてきてもいいよ」と誘われるが、南さんは「はぐれただけだよ 今 連絡取ったし!」と強がり、その誘いを断ってしまう。その様子を見かけたゆり真子うっちー。ゆりは心配そうな表情をしていた真子を南さんの元へ送り出すが、ゆりと真子と南さんの関係を気遣ったうっちーから「…いいの?」と声を掛けられると、「…私は(南さんと)仲良くないから」と同行しなかった理由を話していた。

ゆりとうっち-が歩いていると今度はうっちーが雌猫の間グループに見つかってなかば強引に連れ去られる。その際にゆりも一緒にと誘われるが「待たせてる人がいるから」と伝え、誘いを断った。うっちー達を見送った後で溜息を付き、「戻ろ……」とつぶやきつつ智子吉田さんの元へと向かったゆりだが、そこで岡田さんと加藤さんが合流していることに驚く。

次のアトラクションに移動中、智子はこのグループで遊園地に行くなんて1年次には思いもよらなかったと感じていたと同時に、諍いやグループからの離脱が多発している状況から女子グループは面倒なのかとも感じていた。蒸気船のアトラクションの甲板で智子と根元さんが仲良くしている様子を離れて眺める岡田さんはイラ立った様子で舌打ちする。隣にいた吉田さんは根元さんとケンカしている岡田さんの状況を案じ、重ね合わせる様に自分もダチ(吉田友人メカクレ)とケンカ中であることを話すが、理由がくだらないと言われたことに腹を立て、ちょっとした言い争いにまで発展してしまう。止めに入った加藤さんから注意される岡田さんだったが、「私は悪くないって」と返していた。

次に訪れた飛行機のアトラクションで岡田さんの隣は嫌だと思った智子は無の境地でやりすごそうとするが、岡田さんは根元さんとはいつから仲がよいのか・なぜ根元さんの夢を知っていたのかということを智子に問い質してきた。智子が偶然知っただけと返した流れから声優について説明される岡田さんだったが、声優についての知識がなかったせいで根元さんから内緒にされていたのかと感じてしまう。そして、声優の仕事でエロゲーのキャラクターも演じることに触れられ、「H(エッッチ)してるキャラのエロい声を根元さんがやるんだよ」と言われた岡田さんはみるみるうちに表情を変化させる。

アトラクションに搭乗中、智子の話から声優がエロいことをするものだと誤解した岡田さんは大声で根元さんの名前を叫び、降機後に根元さんを連れ出して「声優なんてやめなよ」と忠告する。智子がバカなことを吹き込んだからだと内心で思いつつも根元さんは声優全員がエロ役をやるわけじゃないと説明するが、岡田さんは「嘘だ!」と信じようとせず、なぜ本当のことを言ってくれないのかと尋ねた。

それに対し、自己紹介で声優を目指すことを言った後に無視したからと言い返す根元さんだったが、実は岡田さんは無視していたわけでなく、根元さんとずっと一緒だったのにもかかわらず本当のことを言ってくれなかったことを怒っていたのだった。そして最初に相談してほしかったと心情を明かした岡田さんに、根元さんもずっと黙っていたことを謝罪し、エロい役があることは事実であるが声優の夢は諦めないと正直に話した。そしてもしエロ役の仕事が来ても断ることができるから「応援してくれる?」と岡田さんに尋ね、わだかまりが解けた岡田さんも声優が夢であることを根元さんに再確認し、「…じゃあするよ」と返事した。

二人はグループに戻り、岡田さんは加藤さんに仲直りできたことと迷惑をかけたことを報告・謝罪し、清田くんにはLINEで報告することも合わせて伝えた。一方根元さんは、エロい役は断るという岡田さんとの約束は約束として実は声優としてどんな役でもこなす覚悟であり、もしそうした仕事を受けたとしたらこれほど取り乱す岡田さんはどんな顔をするだろうかと面白く感じ、その時には最初に教えてあげようと思うのであった…。

登場人物

名言

まさかこいつらと 遊園地回ることに なるとは 一年の時を考えると 思いもよらなかったな…(黒木智子)

くだらないことマジなトーンで語ってんじゃないよ!!(岡田茜)

声優って顔出して唄とダンスして恋愛禁止が普通だから 男と恋愛すれば売女って言われてそのくせ30過ぎたら早く結婚しろとか言われる世界で…(黒木智子)

クレ●ンし●ちゃんとか一家全員でやってるよ(黒木智子)

しんちゃんは家族でやってるって黒木は言ってたぞ!!(岡田茜)

クロ以外には 言わないと思ったけど… その時は最初にあーちゃんに 教えてあげるね(根元陽菜)

補足

本話にて南さんの名前が「小陽【こはる】」であることが判明し、フルネームが明らかとなった。

本話にて南さんの友人が言及していた「ファストパス」とは、一部のアトラクションにて事前発券を行い、指定された時間までに戻ってくることで通常よりも少ない待ち時間でアトラクションが楽しめるというサービスである(ただし入場保証はされず、任意の時間指定不可)。その性質上指定時間内に発券アトラクションに戻らないと未使用でも無効になってしまうため、「ファストパス 切れるよ」というセリフはこのことを指しているものと思われる。また、一人1枚で人数分(当該場面は3枚分)しか事前発券できないので仮にこれまで別行動していた南さんが彼女達に同行した場合、三人がファストパスを使用するならアトラクション外で彼女は一人で待ち続けることになる。

本話にて登場したアトラクションは登場順に「蒸気船マークトウェイン号」と「スタージェット」が元ネタと思われ、後者は2017年10月10日をもって東京ディズニーランド開園以来の営業(約34年間)を 終了した。 また岡田さんと根元さんが和解するシーンの舞台になるのはスタージェットの下部にあるスペースプレース・フードポート前であるが、これもスタージェットとともに終了している。

本話にて智子が「クレ●ンし●ちゃん とか一家全員で やってるよ」というセリフで声優の仕事について言及していたが、この件について検索すると多数の記事がヒットする。ネタの性質上本サイトでは詳細は割愛するので各自で検索されたい。 

研究ノート

外部リンク

喪129.1517971162.txt.gz · 最終更新: by 182.251.242.13