単行本5巻58~60ページ目(喪41:モテないしポイント制にする)にある黒木姉弟のやりとり。
荻野先生にまた何か言われない様にするためなのか、休み時間を一人で校内を探検して過ごす様になったもこっち。そんな時、同じ原幕に入学した智貴が教室で一人ぼっちでいる所を発見してしまいます。
もこっち「身内がぼっちってひくなーー……」
ぜひ智貴に聞かせてやりたい言葉ですが、ともかく智貴の姿を見て自分もこのままじゃダメだと奮起したもこっちは、少しづつ現状を変えるために他人と会話する度にポイントを獲得でき、ポイントをためないと罰ゲームを自分に課すという決まりを作ります。
決まりを作った所で会話を始めるきっかけが作れないのですからポイントは少しも溜まりません。そして校内で唯一気兼ねなく会話できる相手として智貴が選ばれる事になるのですが、願書の一件もあって智貴はもこっちに冷たい態度を取ります。
智貴「学校では話かけてくんなって言ったろ」
この態度に「かわいそうだから話かけてやったのにもう二度と話しかけてやらん!」と怒るもこっちですが、次の日には懲りずにまた智貴の所へ行きます。
智貴「…んだよ いい加減にしろよ……」
もこっち「べ… 別に好きで来たわけじゃねーよ 辞書返しに来ただけだっつーの!!」
智貴「じゃあさっさと帰れよ」
もこっち「言われなくても帰るわ! ったくよー 人がわざわざ届けに来たのによー… こっちだって忙しいのによ………」
智貴「いや…だから…」
もこっち「うるせー帰るよ!! 明日も辞書借りに来っからな」
この何とも形容しがたい理不尽さw。智貴に依存するもこっちは傍から見ている分にはとてもかわいいのですが、智貴が県外の高校を選んでまで原幕への入学を嫌がった気持ちが良く理解できます。
↓こういうモノローグをつけてあげたくなります。
智貴「こんなのを二年間!? 嘘だろ!!」
当然、智貴がぼっちというのはもこっちの勘違いで、それどころかクラスの女子から片思いまでされてるという智貴のリア充ぶりを目撃してしまったもこっちは、嫉妬からか今度はもこっちが智貴にムカつく度にポイントが溜まるちょっと危険なポイント制を始めるのでした。
ちなみにこの時の二人の会話の部分は英語版5巻だとこうなってます。
智貴:THE HELL… WOULD YOU LEAVE ME ALONE…!?
もこっち:H-HEY, IT’S NOT LIKE I WANNA BE HERE! I JUST CAME TO GIVE YOUR DICTIONARY BACK!!
智貴:FINE. NOW GET GOING.
もこっち:YOU DON’T HAVE TO SHOO ME AWAY! HONESTLY! DOING THAT TO SOMEONE RETURNING YOUR STUFF… I’M BUSY TOO, YA KNOW…
智貴:NO, WAIT… I JUST…
もこっち:SHUT UP! I’M OUTTA HERE!! I’LL BE BACK TO BORROW IT TOMORROW!