モテないし正月を迎える
収録巻 | 4巻 |
英題 | I'm not popular, so I'll greet the new year. |
ページ数 | 12 |
初出 |
就寝中だった智子は、スマートフォンの振動音で目を覚ましてしまう…。
お正月の朝、智子母より年賀状(一枚のみ)が来ていることを告げられた智子。その年賀状の送り主とは?
もらったお年玉の額を計算していた智子は、以前より一度やってみたかったとある行為を実行に移すべく、黒木智貴の部屋へ向かうが…。
「お年玉と使い道」の続き。智貴より制裁を喰らった智子は、彼にお年玉の金額を尋ねようとする。
「従妹」の続き。きーちゃんの提案で智子は彼女と初詣に行くことになったが、その道中にある出来事が起こる。
「気遣い」の続き。神社に到着した二人は早速参拝するが、智子が考えた願い事とは?
夜の黒木家。就寝中のきーちゃんから寝言が…それを耳にしてしまった智子は?
きーちゃんが帰宅した。正月から彼女の相手をしていたことで疲れてしまった智子は、ハンディマッサージ機片手に雑誌を読んでいたが…。
※本項目では、上記短編以外の登場人物を記載する。
黒木智子(扉絵)
本当うぜえなこいつ…(黒木智貴)
お姉ちゃんの大事なお金なんだからもっと大切に使って!! (みんなからもらったお金でしょ!) 1) (里崎希心)
三つも下の子に正論で叱られた… 泣きそう…(黒木智子)
何がおめでとーだ! 何もめでたくねえよ…(黒木智子)
「年賀状」にて智子へ届いた年賀状に「201△ 1.1」と記載されていた描写から、本作品の世界観においては年について明確にされていないことが窺える。
「姉弟の差」の智子のセリフから、親戚の叔父と叔母が存在していることが明らかになった。彼らが父方・母方のどちらなのかは言及されていないため不明だが、扉絵で描かれているポチ袋の枚数から双方共健在である可能性がある。
「姉弟の差」にて智子が発言した「井●頭五郎」は、「人の腕いきなり極めてくる」という特徴から、まんが『孤独のグルメ』(久住昌之・谷口ジロー)の主人公である「井之頭五郎」が元ネタになっていると思われる。五郎は祖父より古武術を叩きこまれたという設定で、原作版およびテレビドラマ版で他者にアームロックを極めるシーンが存在している。
いとこの漢字表記で「従妹」は年少の女性を指す場合に用いられることから、サブタイトルはきーちゃんを指していることがわかる。ちなみに智子ときーちゃんの2名を指す場合の漢字表記は「従姉妹」となる。
「一人遊び」にて智子が使用していたハンディマッサージ機は、彼女が本話より少し前のクリスマスに○×商店街のクリスマス福引き会で獲得した三等の景品である(特別編)。ちなみに特別編と「一人遊び」は智子父が登場する数少ないエピソードで、父がハンディマッサージ機を目撃している描写も共通している。
「めでたい」にて清田くんに彼女がいたことが明らかになったが、彼女についての特徴・パーソナリティはいっさい不明であり、「めでたい」以外に彼女について言及しているエピソードも現時点では存在しない。
「姉弟の差」では前述通り、智子が同作品の主人公に言及したと思われる発言をしているが、3年次に友人の田村ゆりと大学見学へ行った際に同作品のテレビドラマ版に登場したレストラン2)で昼食を摂っており、「この店 孤独のグ●メでやってたから来てみたかったんだよ」とゆりに語っている描写(喪138)から、智子は同作品を愛好していることが考えられる。
「一人遊び」にて智子が読んでいた雑誌は、「女子専用乙女マガジン」というキャッチコピーとロゴの描写から女性向けアニメ雑誌である「PASH!【パッシュ】」(主婦と生活社)がモデルになったと考えられる。同誌のキャッチコピーについては表紙には記載されていないが、公式サイトに「女性専用アニメマガジン」と記載されていることが確認できる。
いやらしい顔つきでお年玉袋から取り出したばかりのお札を勘定する晴れ着の智子