喪115_後編
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喪115_後編 [2017/10/24 21:51] – [研究ノート] 61.23.90.55 | 喪115_後編 [2024/05/03 06:50] (現在) – あらすじのスリム化・補足の加筆・研究ノートに項目名を追加 syumote | ||
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===== 基本情報 ===== | ===== 基本情報 ===== | ||
- | | 収録巻 | | | + | | 収録巻 | [[12巻]] |
- | | 英題 | | | + | | 英題 | I'm not popular, so I'll attend my second graduation ceremony. | |
+ | | ページ数 | 8 | | ||
+ | | 初出 | 2017年6月1日 | ||
===== あらすじ ===== | ===== あらすじ ===== | ||
- | [[喪115_前編]]から引き続き二年目の卒業式、壇上の[[今江恵美|今江先輩]]の答辞を真剣な面持ちで聞く下級生たち。式が終わると[[荻野先生]]は、皆が卒業生に挨拶できるようにと珍しく粋なはからいをしてHRを早めに切り上げる。 | + | [[喪115_前編|前話]]から引き続き、[[黒木智子]]二年目の卒業式の様子を描いたエピソード。 |
- | 「帰る? | + | 壇上の[[今江恵美]]の答辞を真剣な面持ちで聞く下級生たち。式が終わると[[荻野先生]]は、皆が卒業生に挨拶できるようにと珍しく粋なはからいをしてHRを早めに切り上げた。「帰る? |
- | そこへ[[喪98]]で今江先輩とも縁があった[[吉田茉咲]]が現れ、無言で智子を今江先輩の前に引っ張って連れていき、「じゃあな」と一言だけ言って立ち去る。 | + | 今江さんとようやく二人きりになれたことで智子が発した言葉とは…? |
- | + | ||
- | ようやく二人きりになれて「ご卒業おめでとうございます」と告げた智子に対し、少し心残りだったと別れの時にあえて「今江恵美」ですと自己紹介をした今江先輩は、お世話になったばかりだったから最後に何か頼み事はあるかと聞く智子を、「最後にもう一回抱きしめておこう」と言ってハグをする。 | + | |
- | + | ||
- | ゆりと真子と一緒の帰り道、真子から元生徒会長と知り合いだったのかと尋ねられ、一年の文化祭での出会いの話をしかけて、[[喪21|あの時]]の着ぐるみは今江先輩だったのだとようやく気付いた智子。 | + | |
- | + | ||
- | 「いつも気づくのが遅い」「最初から最後まで与えられてばかりか」と鼻をすすりながら立ち止まりうつむく智子に、真子がティッシュを差しだそうとするのを、何を察したゆりはその手をそっと止めるのであった。 | + | |
===== 登場人物 ===== | ===== 登場人物 ===== | ||
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[[荻野先生]] | [[荻野先生]] | ||
[[田村ゆり]] | [[田村ゆり]] | ||
+ | [[黒髪ロングさん]] | ||
[[生徒会女子]] | [[生徒会女子]] | ||
[[生徒会男子1]] | [[生徒会男子1]] | ||
行 33: | 行 30: | ||
===== 名言 ===== | ===== 名言 ===== | ||
+ | 私達卒業生よりもっと多くの思い出を手に入れて下さい それがどんなものでもかけがえのないものとなるはずです(今江恵美) | ||
- | ===== 研究ノート ===== | + | じゃあな(吉田茉咲) |
- | [[喪98]]で智子、吉田さん、今江先輩3者の交流があったからこそ、吉田さんが一歩踏み出せない智子を後押しし、最後に今江先輩に挨拶ができる事となる。そして今江先輩に「もう一度」抱きしめられ、ゆり、真子との関係を築いたことで下校途中の会話で思い出し、立ち止まりうつむいてしまう。[[喪37]]で涙ぐむ今江先輩を見て「あの人みたく色んな人との関係を築けばこの卒業式も感動できるものになったのかな・・・」と思う智子であるが、色んな人との関係を築いた結果が今回の結末に繋がるのである。 | + | 最初から最後まで与えられてばかりか… 来年は与える側になれるとは思えんが今 卒業できる資格はどう考えてもないな…(黒木智子) |
===== 補足 ===== | ===== 補足 ===== | ||
+ | 単行本12巻には本話および[[喪115_前編|前話]]が喪115として収録されているが(詳細は前話のページの補足を参照)、本話にあたるのは9ページ目以降となる。 | ||
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+ | 単行本12巻のカバー表(表紙)・表紙 表・表紙 裏は本話の続きとなっており、智子と今江さんのツーショット写真および二人を撮影している[[生徒会女子]]の様子が描かれている。 | ||
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+ | [[喪116|次話]]は、卒業式終了以降の様子が[[黒木智貴|とある人物]]からの視点で描かれている。詳細は当該ページを参照。 | ||
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+ | ===== 研究ノート ===== | ||
+ | ==== 智子の精神的成長について ==== | ||
+ | 一年前の卒業式([[喪37]])で涙ぐむ今江さんを見て「あの人みたく色んな人との関係を築けばこの卒業式も感動できるものになったのかな…」と思う智子であるが、今回の卒業式では智子が色んな人との関係を築いたことで最後にあのときの彼女のように何かを感じ取ることができたのである。つまり… | ||
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+ | 去年の蛍輝祭(文化祭)で着ぐるみに入った今江さんに抱きしめられた([[喪21]]) | ||
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+ | 修学旅行でゆり・吉田さんと同じ班になり、吉田さんと険悪な関係になるもののゆりが仲裁することで三人の関係を築くことができた([[喪74]]) | ||
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+ | 吉田さんと関係が築けたことで智子・吉田さん・今江さん三者の交流が生まれた([[喪98]]) | ||
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+ | 吉田さんが今江さんと知り合えたことで今回一歩踏み出せない智子を後押しし、智子は最後に今江さんへ挨拶ができるようになった。そして彼女に「もう一回」抱きしめられた(本話) | ||
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+ | ゆりと関係を築いたことで彼女の友人だった[[田中真子]]とも親しくなって一緒に下校することになり、その時の何気ない会話からあの時を思い出して「もう一回」の意味を悟る(本話) | ||
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+ | と、蛍輝祭から卒業式までが一連の流れとなっている。 | ||
===== 外部リンク ===== | ===== 外部リンク ===== | ||
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喪115_後編.1508849517.txt.gz · 最終更新: by 61.23.90.55