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喪142
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====== 喪142 ====== モテないしきーちゃんの進路も決まる ===== 基本情報 ===== | 収録巻 | [[14巻]] | | 英題 | | ===== あらすじ ===== ゴールデンウィーク(GW)編。前話([[喪141]])より引き続き、[[黒木智子]]と[[里崎希心]]がGW中に訪れた[[原宿教育学園幕張秀英高等学校]]での出来事を描いた[[短編回]]。 ==== 落ちる ==== サッカー部の試合を観戦していた智子達。智子はプレー中の[[黒木智貴]]を眺めながら、弟がサッカーをプレーしている姿を見るのは初めてで、女に応援される身分とはな…と思っていた。すると、後方に新入生の[[平沢雫]]がいることに気付く。智子が平沢さんに学校に来た理由を尋ねると、原幕入試で不合格になった自分の彼氏([[喪110]])が対戦相手のサッカー部員であり、試合を見に来てくれと頼まれたのだと言う。智子は「まだ別れてなかったのか……」と心の中で呆れつつも平沢さんに彼氏が試合に出ているのかと尋ねると、ベンチにいることを知らされ、しかも彼氏は不合格だった時と同様にベンチで深く落ち込んでいた。その様子を「負のオーラが凄いな」と感じていた智子。そして彼氏のことを部員が少ないにもかかわらずレギュラー争いに敗れた・落ちるのが得意かもしれないと笑顔で悪気なく話す平沢さんに、智子は天然の畜生だから友達ができないんじゃないかと感じるのであった。 ==== ターゲット ==== 平沢さんから学校に来た理由を尋ねられた智子は、いとこ(きーちゃん)と一緒に学校見学に来たついでに…と答えた。続けて智貴が出場していることを智子から伝えられた途端に色めき立ち、慌てた様子で智貴を探し出そうとする平沢さん。そして智貴を発見後、「先輩(智子)の弟さんって聞くと凄く恰好よく見えます」と笑顔で話す平沢さんの背後からスマートフォンのカメラのシャッター音が…。平沢さんが振り向くと、智貴を応援する目的で試合を観戦していた[[小宮山琴美]]が無表情で平沢さんを撮影していた。平沢さんに気付かれた小宮山さんはわたわたしながら「話すブタ」(=平沢さん)が珍しいからつい(撮影した)と悪意を込めた理由を説明し、傍らでは同じく智貴を応援していた[[井口朱里]]が困った表情で「私も先輩(小宮山さん)の同類だと思われちゃうのかな…」と思っていた。やっぱり女子から嫌われるのかなと困惑する平沢さんに智子は、小宮山さんのことを小説じゃなくて変態に全振りした「とある架空の女子高生小説家」になぞらえながら、気にしなくていいという慰めの言葉をかけてやった。 ==== 年下キラー ==== きーちゃんから「お姉ちゃんそろそろ行こう」と言われた智子が移動しようとすると平沢さんも同行を希望するが、智子から彼氏の応援はしなくていいのかと尋ねられた平沢さんが多分前半は出番がないから大丈夫だと答えたことで、三人で行動を共にすることになった。そしてその途中、トイレの場所を尋ねてきたきーちゃんに対して平沢さんが案内役を買って出た。会話しながらトイレに向かうきーちゃんと平沢さん。きーちゃんは平沢さんに智子との関係性を質問したところ、入試の時に助けてもらい入学後も友達がいない自分に優しくしてくれるという答えが返ってきた。それを聞き瞳孔収縮状態になったきーちゃんが、智子は昔から年下の男子に好かれて「女王」と慕われていたこと([[喪16]])を真相を抜きにしながら話すと、平沢さんは智子が男子にもモテるんだと内心で驚くのであった。 ==== 芸 ==== 智子は[[杏奈]]と一緒にいた[[吉田茉咲]]が犬と何やらやっている光景に出くわした。杏奈が智子に気付いて吉田さんに声をかけたことで、吉田さんも智子に気付き、声をかけてきた。吉田さん達はバイク通学がバレて謹慎処分を受けた[[麗奈]]の謹慎明けの日なので彼女を迎えに来たのだと言う。智子が犬のことを吉田さんに尋ねると、校内をうろついていた所を見つけたらしく、首輪を装着していることから近所の飼い犬じゃないかと推測していた。それを受けて、さっき(喪141)の犬のフンの出処はこの犬かと勘繰る智子。吉田さんは頭がいい犬だからお手ができると笑顔で話し、犬も実際にお手をしていたが、横から智子が犬に向かって「じゃあちんちん」と言った瞬間、犬は吉田さんのスカートの中(股間)に頭を突っ込んでしまう。思わず赤面した吉田さんは犬の頭を殴り付け、なぜか続けて智子にも顔面へのストレートを食らわせた。 ==== チン ==== 犬の行為に、赤面しつつも怒った吉田さんがほっぺたをぐりぐりする制裁を犬に行っていた所、「何してるの?」というきーちゃんの問いかける声が聞こえてきた。瞳孔収縮状態のきーちゃんと平沢さんは智子の所に戻ろうとしていた時に吉田さんの制裁を目撃していたのだ。きーちゃんの声に気付いた吉田さんの「誰だよてめーは?」という問いを無視したきーちゃんは、動物をいじめる人は嫌いで智子の友人でも許せないと静かに怒りを向けた。「ガキが何もしらねーくせに口はさむな これはしつけだ」と返す吉田さんの言葉を聞いて、「この展開前もあったな」([[喪118]])と思う智子。「いいから離して」と頼むきーちゃんに対して吉田さんは「この犬はなー 私の……」「私の……」と何かを言おうとしたが、結局言いよどんでしまい、きーちゃんの問いに対しては「うるせー!! 色々あんだよ!ガキは引っ込んでろ!!」と怒鳴り付け有耶無耶にした。直後に智子がきーちゃんへのケアと吉田さんへのフォローを行うために横から会話に入ってきたが、吉田さんと犬とのくだりで「性的なワード」を口にしてしまったため、吉田さんへのフォローどころか彼女からあご(チン)をかすめ脳震盪を起こすパンチを食らうはめになってしまう。虚ろな表情になり、よろける智子を心配しながら支える平沢さんと無言のまま見つめるきーちゃん。その時、それまで一切口を挟まずに様子を眺めながら笑いを噛み殺していた杏奈が智子に「お前 おもしれーな」と気さくに声をかけてきた。自己紹介を交わした後に杏奈は智子を食事に誘い、それを聞いて困惑する平沢さんのやりとりをきーちゃんはまたも無言で見つめていた。そして自分のクラスである[[3年5組]]の教室を訪れた智子ときーちゃん。きーちゃんから席の場所を尋ねられ、「いつもみたいに座って」というリクエストに応えた智子は窓際の自分の席に座ってみせた。すると隣の席に座ったきーちゃんが「みんな楽しそうだね」「お姉ちゃんといると」と話しかけてきたことに驚く智子。そしてきーちゃんは「私だけだと思ってたのにな……」と続けるが、智子は不思議そうな反応を示した。 学校を後にした二人。智子がきーちゃんにちょっと寄り道したいと言って立ち寄った先は、以前二人で訪れたこともあった駄菓子屋の「中田商店」だった。智子は「ここって……」と不思議そうにしているきーちゃんにジュースをおごり、店内で携帯ゲーム機に興じている子供達を眺めながらジュースを飲んでいたが、カードゲームのランキング表に「クイーン」(=智子)の名前がないことに気付いたきーちゃんは、智子に「もうカードゲームやってないの」と尋ねた。もう大人だしねと答えた智子にきーちゃんは「お姉ちゃん恰好よかったのに」と残念そうに返すが、智子は当時カードゲームをやっていた子供達はカードも学校も卒業してしまったのだと話す。新しい友人ができたことでカードゲームをする暇もないだろうと理解を示したきーちゃんに、突然智子は一年次の頃の思い出を話し出した。それは子供向けゲームの「アイカツ」を楽しそうにプレイしていた中学生と小学生の姉妹を近所のヨーカドーに行く度に見かけたが、一年ほど経つと何らかの理由で妹がいなくなり、それでも姉が一人で延々とプレイしていた姿を見ていて無性に悲しくなったというもので、智子がしばらくの間中田商店に足を運ばなくなった理由も、一人で訪れるとその悲しい思い出と似たような感じがしたからだった。 「じゃあなんで来たの?」というきーちゃんの質問に智子は、きーちゃんと一緒ならそんなにさびしくないしきーちゃんがちょっと元気なかったからお菓子などを食べたら元気になるかなって(思って)という目的を明かすと、きーちゃんは「優しくて涙出ちゃうよ」と笑顔で返した。すかさず心の中でツッコむ智子。その後、智子に二年前の100円からグレードアップした200円300円分のお菓子を買ってもらったきーちゃんは智子の思い出話に登場した姉妹に自分達をあてはめ、私が妹ならずっと側にいるから悲しくないしさびしくないよ・趣味も合わせるよと話したことで困惑する智子に、今みたいに嫌がられてもいつも側にいるよとまで言った。そして慌てて弁解しようとした智子にきーちゃんは、智子が子供みたいな数々の振る舞いを見せるのに時々お姉ちゃんらしいことをするので、自分も子供みたいなことをしたくなると笑顔で話した。そんなきーちゃんに「子供っぽくもない気がするんだが」と内心思う智子。 夜、黒木家での就寝前。布団の中のきーちゃんは、智子と一緒に原幕見学にいったことでやっぱり一緒に通いたいって思ったことを言い出した。智子の友人達も楽しそうだと感じていたきーちゃんに対して智子は驚き、受験するのかと確認するが、智子が卒業しているから受験はしないという返事に内心ホッとする智子。ところがきーちゃんの口からは、智子の友人達とは一緒に駄菓子屋へ行ったりお泊まりできないから高校は我慢するものの、三年間勉強して智子と同じ大学に進学して一緒に通うという、智子が予想だにしなかったプランが明かされた。再度驚いた智子は大学に受かるかどうかわからないと伝えるが、意に介さないきーちゃんが「浪人したらもっと一緒に通えるね」と笑顔で返したことで、智子は勉強を頑張ろうと思うのであった。 ===== 登場人物 ===== [[黒木智子]] [[里崎希心]] [[黒木智貴]](「落ちる」) [[平沢雫]](「落ちる」「ターゲット」「年下キラー」「チン」) [[雫彼氏]](「落ちる」) [[小宮山琴美]](「ターゲット」) [[井口朱里]](同左) [[吉田茉咲]](「芸」「チン」) [[杏奈]](同左) [[麗奈]](「芸」→言及のみ) ===== 名言 ===== 彼 落ちるのが得意なのかもしれませんね(平沢雫) 天然【ナチュラル】畜生だから友達できないんじゃね……(黒木智子) あっごめん 話すブタがいたからめずらしくてつい!(小宮山琴美) 本当このヤンキー ラッキースケベ発生機だな……(黒木智子) 私だけだと思ってたのにな……(里崎希心) 今みたいにね お姉ちゃんに嫌がられてもいつも側にいるよ(同上) ===== 補足 ===== 智子のセリフにて小宮山さんを説明する時に例に出された「鮎喰響【あゆくいひ●き】」の元ネタは漫画『響 ~小説家になる方法~ 』(柳本光晴)に登場する主人公の女子高生・鮎喰 響【あくい ひびき】と思われ、小宮山さん同様メガネをかけている。また、「小説じゃなくて」のくだりは、詳細は割愛するが主人公が「響」の著者名で15歳ながら小説家デビューを果たすことを指していると思われる。 原幕の校則に関してはこれまでの作中では特に言及されなかったが、本話にて「バイク通学が禁止されている」こと及び、発覚した場合は「謹慎および指導室(詳細不明)にて自習」という処分が下されることが判明した。 これまで本サイトで便宜上「吉田友人たれ目」と呼称されており、作中でも長らく不明だった女子生徒の名前が本話にて「杏奈【あんな】」(ただし苗字は引き続き不明)であることが本人のセリフから語られたことにより、ようやく吉田グループ3名全員の名前が明らかとなった。 智子の思い出話に登場した姉妹がプレイしていたアーケードゲームの元ネタは『アイカツ!』(バンダイ)と思われ、2012年10月から2016年5月までと比較的長い期間に渡って稼働していた。余談だが同ゲームの様にカードを利用してプレイするタイプのゲームは法律上では「自動販売機((カードがプレイより先に排出されることおよびカードのみの購入が可能なのはこのため))扱い」とされており、本来設置されるゲームセンターやアミューズメントパークのほか、本話で描かれたスーパーマーケットなどターゲットとなる年齢層が集まる様々なジャンルの店舗にも設置されている。 ガンガンONLINEにて最終ページに記載されている次回更新日が前話に引き続き本話においても省略されているが、理由は不明。ただし更新日自体は本作品のページより容易に確認可能である。 ===== 研究ノート ===== ===== 外部リンク ===== * [[http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-276.html|喪142~きーちゃんはきーちゃんのままで。複雑な思いも複雑なままで~ - 滅びゆくじじい]] ---- ← [[喪141]] [[喪143]] →
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喪142.1586448894.txt.gz
· 最終更新:
2020/04/10 01:14
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