体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その8

体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その7 の続きです。初めての方は その1 からどうぞ。

 父のパソコンからUSBメモリを引き抜くと、俺はそれをポケットに入れた。外はもうすっかり暗くなり、街灯の明かりに照らされたオフィスの窓には強い雨が打ちつけている。友人は不安そうな表情をしていた。

友人「これからどこへ行くの?」

俺「コンピュータ研の部長がこの近くのアパートに住んでいるんだけど、彼女ならこのデータの解析を手伝ってくれると思う。」

そう言うと友人は少し頭をかしげる。

友人「智貴くんってコンピュータ研の部長と知り合いだったの? それは初耳だわ。」

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体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その7

体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その6 の続きです。初めての方は その1 からどうぞ。

 そう言えば、姉は父が今回の件に何か関係していると言っていた。父のオフィスに行って手がかりを探そう。

俺は傘立てから姉の傘をつかむと玄関の外に出た。友人は再び俺と一緒の傘に入りぴったりと体をくっつけてくる。今度はただ単に雨を避けるためだけじゃない。彼女は自分の体と俺の体の隙間を使って、手にした鉈をいつでも取り出せるように隠し持っていた。

ただそれを使わねばならなくなった時、彼女がそれを躊躇なく使えるかどうか不安は残る。彼女は先ほどの俺と同じくらい非情になれるだろうか。

俺は自分が人を殺したという事実を考えないようにした。

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体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その6

体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その5 の続きです。初めての方は その1 からどうぞ。

※エロ注意。エロというかド変態なので耐性の無い方は読まない方が良いです。

 姉を探し出さなければという思いは突如として頭の中から消えさり、俺は友人を壁際へと押しやる。彼女が手にしていた鉈が大きな音を立てて床に落ちた。

友人「キターーー!!」

喜びのあまり叫ぶ友人。その声は緊張からか少しうわずっていた。俺が彼女を壁へ押し付けると、彼女の体は床から少し浮いてつま先立ちになる。

俺「この淫乱め!」

友人「ええ! 私は淫乱よ! でも智貴くんにだけ! あなたの精子をちょうだい!」

俺は彼女のスパッツを空いた手で破り捨て、股間にかわいらしくいきりたつそれを目にする。それは小さいが、間違いなくおちんちんであった。

まあ、なんとなく解っていたけどね。

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体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その5

体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その4 の続きです。初めての方は その1 からどうぞ。

 車椅子の男は俺に近づくと俺を見下しながら、

車椅子の客「黒木君だね?」

と、俺の名前を呼んだ。会った事も無いのにどうして俺の名前を知ってるんだ? 俺が見上げると、男はチェック柄の膝掛けの下からセミオートの拳銃を取り出し、俺の頭に向けた。

引き金を引く瞬間、俺は後ろに転がりその場から逃れる。車椅子の男は何度も引き金を引いて弾丸を発射する。銃口が再び俺をとらえる直前、俺は手にしていたトレイを思いっきり投げつけた。トレイは空中に見事な放物線を描いて車椅子の暗殺者の喉元に直撃する。男は拳銃を落して喉元を抑えた。

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体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その4

体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その3 の続きです。初めての方は その1 からどうぞ。

俺「街道沿いにケンタッキーがあるだろ。そこにしないか?」

友人はすかさず同意する。というかこの友人が俺と出かける時に俺の意見に反対した事などない。外は雨が降ったり止んだりしていたので、俺は傘立てから傘を取り、ようやくこの家から出る事ができた。幼馴染の友人は一緒の傘に入り俺にぴったりくっついて歩く。今はそんなに雨降ってないのに…。

友人「一緒に出かけるの久しぶりだね、智貴くん。」

しばらくした後、友人はこう言った。

俺「は? 先週の水曜に一緒に出かけたろ?」

友人「あ…そうだったわね。」

友人はバツが悪そうな表情になる。

友人「でも、やっぱり智貴くんと一緒に出かけられるのは嬉しいな。」

そう言いながら俺の腰に腕を回して抱き着く。

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