763 thoughts on “私モテ掲示板

  1. 今日はアプリで喪184の前編が公開されました。

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    今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「はい面白い」でした。ワタモテスレでよく見る表現に言い換えると「こういうのでいいんだよ、こういうので」って感じになりますかね。

    冒頭の風夏ちゃんともこっちのおバカなマウントの取り合いは、喪48「モテないし低地で争う」のこみちゃんともこっちを思い出しますね。しょうもないなーと思いつつ笑わずにはいられない面白さ。

    「男の子と遊ぶ時 ラウンドワン一択っぽいよね?」という独特の煽りセンスはさすがもこっちという感じです。

    麗奈ちゃんの「あいつ同じクラスだけどすっげーバカだったんだな」という冷静なツッコミもいいですね。

    で次は南さんのエピソード。登場したばかりの頃は割と普通の女子高生っぽかった南さんですが、ネズミー遠足編あたりからどんどん精神が幼児化していき、もはや小学校低学年のようになってしまったのは非常に残念と私は言いたい。まあ因果応報というか、割とひどい目に合う事も多いのでギャグキャラとしてデフォルメされていった結果なんでしょうけどね。

    あと今回委員長もモブとして登場していますが、もこっちとウマの合わないキャラの出番がもう少し増えてもいいのになと思います。

    南さん、委員長、夏帆ちゃん、二木さんが同じバスで通学してるってのは覚えて置きたいポイントですね。真子っちとか他にもバス通学しているキャラはいますが、こみちゃんもバス通学なんですよねー。路線は同じではないのかも知れないけど、こみちゃんが南さんや委員長と絡んだら絶対面白いだろうなと思います。南さんとはソフトボール大会で一度絡んだけど、こみちゃんのキャラに圧倒される南さんや委員長は見てみたい。あと二木さんとこみちゃんは意外とウマが合いそう。

    で最後の伊藤さんと加藤さんのエピソード。

    「絵力がすごい」

    内容としては喪135の繰り返しなんですが、こんなん笑うわ。

    全体としては前回、前々回とはうって変わったギャグ回。前回のようなお話が嫌いという訳ではないけれど、私はやっぱりこういうしょうもないギャグ回が好きですね。

    今江先輩の卒業式とか、1年のクリスマス会とか、ファンの多くが認める名作エピソードももちろん好きですけど、そればっかりだと疲れちゃうというか、しょうもない日常の中にそういうエピソードがあるからこそ光るというか。

    ただぶっちゃけ、そう言いつつもギャグ回って感想書くの難しいんですよね。

    今回は前編ということなので、後編は学校に着いてからクラスメートとの再会ですかね。次回が楽しみです。

    更新といえば谷川先生の新連載「海浜秀学院のシロイハル」の次回更新日が未定というか、未定という事すら定かではないのはなんでだろう…。

  2. 今日はアプリで喪183の後編が公開されました。

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    谷川先生いわく思いがけず前後編に分かれてしまったという喪183の後編。前編のみを読んだ前回の私の評価は「いまいち」でしたが、後編を読んだ今回の私の感想は「普通に面白かった」です。

    前回と今回でなぜ評価が変わったのか説明するのは難しい、というか自分でもよくわかっていません。強いていうなら「特に何も起こらなかった所」が良かったんですが、それだと前回をいまいちと思った事に説明がつかない気もします。

    ほんと自分でもなんでだろうと思いますが考えても分からなかったので、とりあえず今回のエピソードで良いと思った所を書いていきます。

    個人的に私が良いなと思ったのは、友達の家に泊まった際の晩御飯にまつわるゆりちゃんともこっちの会話から、もこママや智貴を交えての食事シーンですね。

    私が中高生の時は友達の家に泊まりにいくより、友達を自宅に泊める事の方が多かったんですが、両親の影響で私は小さい頃から料理をするので友達を自宅に泊める場合は自分たちで晩御飯を作る事が多かった気がします。

    まあぶっちゃけてしまうと今よりだいぶ緩い時代であまり厳しくない家庭だったので、高校生にもなるとこっそりお酒を買って飲んだりもしていました。スナック菓子をつまみに少ないお酒で酔っぱらって、恋の話やエロい話、将来の夢や不安を眠くなるまで語りつくすというよくある恥ずかしい青春を送っていました。

    今回のゆりちゃんの様に友達の家に泊まりにいく場合は、もこママのようにお母さんがごちそうを作ってくれる事が多かったですね。それでも相手の家族と一緒に食べるという事はあまりなかった気がしますが、余所の家族との晩御飯が気まずいというのはわかります。今から考えると自分が気を使う以上に友達の両親の方が気を使ってくれているんですけどね。

    勉強会がもともと晩御飯前に終わる予定だったとしたら、突然の来客にも関わらずごちそうを作るのは大変だったと思います。メニューを見るとグラタンにサラダにパスタなのかピラフなのか判別の付かない一品に「白米とみそ汁」。台風で買い出しにもいけなかったんだろうなという苦労がしのばれます。

    突然姉の友人と一緒に晩御飯を食べることになった智貴も相当気まずいと思いますが、料理をする人間としてもこママに本気のごちそうを作るリベンジの機会を与えて欲しいなと思います。もこっちが初めて家に泊めた友人、もこママとしても腕によりをかけてごちそうを作りたかったに違いないですからね。

    なんでしょうね、こういう何気ないシーンから自分の思い出や思考が刺激される所が前回と比べて今回を面白いと思った理由かも知れません。

    逆にあまり好きではないなと思ったのは、これは今回に限った話じゃないんですが、もこっちが「青春」に対して斜に構えすぎてる様に見える点ですかね。まあもこっちは元々そういう物事を斜めから見るキャラではあるんですが、「酸っぱいブドウ」というか、どうせ手に入らないと思ってるものに対して事前に予防線を張ってる様にも見えます。

    おそらくこれは伏線で、文化祭ではきっと良い思い出を作るんだろうなとは思いますが、無意識下でタコ焼きや焼きそばの屋台をミュージカルや映画より下に見てる所がもこっちらしいというかなんというか。

    まるでおじさんが高校生にお説教をしてるみたいでこういう事を書くのは恥ずかしいんですけど、文化祭に限らず何をしたかではなく一生懸命にやった事が後で青春という思い出になるんだと私は思います。

    まあこういう恥ずかしい事をつい書きたくなってしまう所が黒木智子というキャラが持つ魅力でもありますが、映画でもタコ焼き屋でも自分なりに一生懸命やって失敗したり成功したりして良い思い出を作って欲しいですね。

  3. 今日はアプリで喪183の前編が公開されました。

    谷川ニコ先生のTwitterによると、「思ったよりページ数が増えて前編後編になってしまった」らしいので後編を読んでから感想を書いた方が良い気もするけど、とりあえず現時点の感想を率直に書いていきます。

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    賑やかで雰囲気も明るかった前回、前々回とはうって変わって物静かで抒情的なエピソード。

    物静かで、かつ台風の様な日常の中の非日常を切り取って描いたエピソードといえば喪109の「モテないし雪の日の学校」を思い出しますが、初見での私の感想を正直に言うと「今回はいまいちだな」でした。

    つまらないというのではなく、「物足りない」という感じです。後半のもこっちとゆりちゃんが二人で強風の中コンビニに買い物に行くシーンは詩的ですごく良いんですが、まあ全体的には物足りない。

    感想を書くにあたって何故なのかしばらく考えてみて出た答えが、おそらく私が「もこっちの友人としての現在の田村ゆりというキャラに魅力を感じてない」からではないかという結論に至りました。

    そしてその理由もしばらく考えてみると、「ゆりちゃんといる時のもこっちはあまり楽しそうに見えない」からではないかという推測に至りました。

    まあ後半部分の会話を読むと、もこっちがゆうちゃんや智貴にすら見せない素をゆりちゃんに見せていて二人が良い友達だというのは疑いはないんですが、同時に少し疲れそうな関係だなとも思います。

    素を見せてるのに疲れそうというのは矛盾してると思われるかも知れませんが、そればっかりだと疲れそうという意味です。

    あるいはもしかしたらゆりちゃんといる時のもこっちが妙に自然体なのがかえって違和感を感じるせいかも知れません。

    念のためにいうと今回が特別にいまいちな回だった訳ではありません。もこっちが2年生になり他のクラスメートと絡むようになってから初見でいまいちだなと思う回なんてしょっちゅうありましたが、以前はそこに触れずに感想を書いていただけの話です。

    今は一時期のネットでの盛り上がりも去り、4chanのスレの翻訳をやめたおかげもあってアクセスもだいぶ減ったのでそういう事も率直に書いていくつもりです。

    さらに念のために言うと今回の話を面白いと思った人の気持ちや意見を否定する気持ちも一切ありません。百合好きな人が比較的多い印象のある二次裏で久しぶりに1000レスまで行ったスレは楽しく読ませてもらいました。

    その代わり4chanや5chの本スレはいつもとあまり変わらず、なんJは最近の例にもれずスレは立つもののすぐに落ちるのを繰り返していたようです。同じ作品のファンでもコミュニティによって集まる人の傾向が違うのは面白いですね。

    スレが伸びる回が良い回だなんていうつもりはありませんが、私がまだ4chanのスレを翻訳していた時は各ファンコミュニティが盛り上がるのに比例してアクセスも増えたり減ったりしていました。2倍から3倍くらいの差がでるのは普通でなんか面白かったですね。

    私がいろんなブログやファンコミュニティの感想を読んでいるのはいろんな種類の感想を読みたいからです。だから私も私ならではの率直な感想を書いていきたいと思っています。

    なんにしろ最終的な評価は後編が公開されてからになると思いますので、とりあえず今は現段階での感想ということで。

  4. 今日はアプリで喪182が公開されました。

    今江先輩との衝撃の再会をした前回からの続きのお話ですね。

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    前回と同じく仲の良い杏奈・麗奈・二木さんの三人組は見ていて本当に心地が良い。冒頭のマロと一緒に fetch(取ってこい) をして健康的に遊ぶ二木さんと麗奈もいいですが、途中三人で集まって悪だくみをしているシーンが特に「悪友」という感じがして好きですね。

    その一方で、約半年ぶりの再会となるもこっちと吉田さんと今江先輩は階段に腰を下ろして落ち着いた雰囲気で会話しているという対比もすごく良い。たぶんこれはどちらか一方だけの描写だと今回はそこまで面白い回にはならなかったんじゃないかと思います。

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    でそんな今江先輩側の描写で良かったのは、吉田さんがおもむろに将来に対する不安を今江先輩に相談するシーンですね。前回の感想でも言いましたが、正直なところ今江先輩との再会は青学に入学してからにして欲しいと私は思っていました。

    でもこのシーンを見た瞬間「そうきたかー」と、一瞬でその不満が吹き飛んだというか、当たり前ではあるけど一介のファンの考える事など作者である谷川先生には遠く及ばないのだなと素直に脱帽しました。

    確かに吉田さんの卒業後の進路はずっと宙に浮いたままで「どうすんのかなー」と心のどこかで思っていたファンは多かったと思います。加藤さんやネモみたいに明確な意志を持って進路を選ぶ子もいれば、もこっちやゆりちゃんの様に周囲に促される形で進路を選ぶ子もいる中で、吉田さんの様にギリギリまで進路を選ぶ事ができない子もいて当然なんですよね。

    かと言って吉田さんは何も考えていないわけではなく、真面目な性格をしているからこそ悩み、進路を決めかねていたんだなと分かりました。相談相手が杏奈ちゃんや麗奈ちゃんではダメな理由もわかります。もしかしたらすでに一度相談はしたけど納得のいく答えが得られなかったのかも知れません。

    では他に誰が相談相手にふさわしいかと言えば今江先輩しかいないわけで(ハギノ先生こと荻野先生には悪いけど)、読んでいて頭の中でバラバラだったピースがバシっとはまる感覚を味わいました。

    考えてみれば修学旅行以降、もこっちに友達ができて交友関係も広がったようにみえて、今江先輩の様に頼れる年長者ってのは他にいないんですよね。言ってしまえばその程度なわけです。だからなんだって訳じゃないんですが、逆にワタモテキャラで人付き合いの幅が一番広いのは誰なんだろうかと考えてみるのも面白いかも知れません。

    あとそういえば、今回二木さんが映画の撮影はスマホでなんとかなると言っていましたが、私が最近アマゾンプライムビデオで見た アンセイン ~狂気の真実~ という映画が全編を通して iPhone のカメラを使って撮影されたと見た後で知ってびっくりしました。興味のある方は一度見てみるといいかも知れません。ただぶっちゃけ作品としてはあんまり面白くなかったです。

    なんにしろ一週間の更新延期の事なんてすっかり忘れるくらいに良い回だったと思います。また次回の更新が楽しみですね。

  5. Watamote_chapter_181_01

    今日はアプリで喪181が公開されました。

    ついに来た免許取得アンド車でドライブのエピソード。5年前にこの掲示板で他のファンの方ともこっちが免許を取りに行くエピソードを読みたいという話をしたのを思い出します。

    今だともこっちは受験で忙しいので卒業後になるとは思いますが、吉田さんの運転で卒業旅行に行った流れでもこっちが自分も免許を取りたいと思い、ゆうちゃんやゆりちゃんあたりと一緒に合宿免許を取りに行くみたいな感じになりますかね? 受験の合宿が描かれたばかりではありますが、いずれ機会があればそういう話も読んでみたいですね。

    今回はまだ進路が定まってない吉田さんが夏休み中に免許を取ったので、同じく受験勉強で忙しくしてない原幕ヤンキースと二木さんを誘い、ついでに吉田さんに免許を取る事を勧めたもこっちを誘って短いドライブをするというエピソード。

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    杏奈・麗奈の2人と二木さんは喪147のゲーセンで初絡みでしたが、その後も何度かゲーセンで会ってるうちに仲良くなったんでしょうね。お互い偏見もなさそうだし、この3人が仲良くしてる姿はなんか癒されます。おそろいでサングラスまでしちゃって可愛いじゃねーか。

    対してヤンキーに対する偏見ばりばりのもこっちが吉田さんの車の装飾にツッコミを入れてるところに、横断歩道を渡ろうとしている親子を見つけた吉田さんが一時停止。さすが吉田さんやという一場面の後に、お城の形のラブホテルを本物のお城だと思ってたピュア吉田さん。

    そんなこんなで海の近くまで来ると、まさかの愛犬と一緒にドライブ中の今江先輩と遭遇。クンニーヌこと先輩の愛犬マロと原幕ヤンキースの縁も喪142から積み重ねられていたとはいえ、ここで今江先輩が登場するとは本当に意外でした。

    まあ正直、私も今江先輩との再会は青学に入学してからにして欲しいなと思っていましたが、最後のオチには笑ってしまった。

    今回の話も吉田さんの義理堅さや真面目さ、杏奈・麗奈の2人と二木さんの関係など、緻密に描かれた人物描写に見どころはありましたが、何よりもエピソードを通してギャグが面白かった。

    これまで私は何度かワタモテの面白さはギャグとリアリティの絶妙なバランスにあると言ってきましたが、今回はそのバランスが素晴らしい回でしたね。

    さらっと読んでギャグで笑い、その後じっくりと読んで自分なりのリアリティを見出す。そしてキャラに親近感が沸けばさらにギャグが面白くなるという好循環。これがワタモテの面白さだと私は思っています。

    なんにしろ久々にギャグにキレのある回でしたね。いつもに増して次回更新が楽しみです。

  6. Watamote_chapter_180_01

    今日はアプリで喪180が公開されました。

    夏休みも終わりに近いづいて久々の智貴回。ワタモテの面白さの一つに、絶妙なギャグとリアリティのバランスによって、同じシーンを読んでも読む人によって感想や解釈が異なるというのがありますが、この機会に私にとっての黒木智貴というキャラについて語ってみたいと思います。

    これまでにも何度か言ってますが、もこっちには似ていませんが私にも少し性格にクセのある2歳年上の姉がいます。そんな私にとって、智貴の姉に対する態度は他の漫画と比べてすごくリアリティがあるというか、なんなら作品内で最も共感できるキャラが智貴だったりします。

    まあ年頃の男子にしてみれば、姉に限らず家族というのは大抵うっとおしい存在というか、家でならともかく外や特に学校ではあまり関わりたくないと思うのが普通でしょう。それでいてもこっちにみたいに積極的に絡んでこられると、家族の情として無視したり邪険にする事もできない、という智貴の態度が私の感じるリアリティです。

    要は、私は自分と姉との関係性を通して黒木姉弟をみていて、そこに私だけの感想や解釈が生まれるわけです。

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    その一例をあげると喪146のこちらのシーン、

    よく見る解釈としては中村くんの言うところの「スゲー美人」は加藤さんなのに、智貴はそれをもこっちの事だと受け取っている = もこっちを美人だと思ってるなどのシスコンエピソードだというのが多いですが、

    私個人としては年頃の男の子としてはごく普通の反応に思えます。なぜなら智貴が姉であるもこっちを発見した時点でその周囲にいる女子は「女性ではなくなる」からです。少し大げさに例えるならば、ドラえもんの「石ころぼうし」のように、姉がいるだけで周囲の女子には石ころ程度の興味しかなくなるのです。

    漫画や創作の世界ならともかく、姉や妹の友人を恋愛や性の対象として見れる年頃の男子はそんなに多くないんじゃないかと思います。それに加えて、智貴の交友範囲には加藤さん以上の美人だっているでしょうし、中村くんも部活で他校に行く度に「スゲー美人」を発見している事は想像に難くないので、本当に普通の反応に思えます。

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    私とは違う形で黒木姉弟を好きな方の感想によって刺激をもらう事も当然あります。

    以前ツイッターのあるファンの方の「智貴は原幕に入学してからもこっちを “姉ちゃん” と呼ばなくなった」というツイートを見た時は体が震えるほどの衝撃を受けました。細かいとこまでよく見てんなー。

    喪35でもこっちに対して「学校では絶対話しかけてくんなよ」と絶縁状を叩きつけておきながら、1年も経たないうちになしくずし的に普通に会話するようになってしまった智貴。

    上でも言いましたが、これは家族の情としてしょうがない事です。いくら理性が「姉を許せない」と訴えていても、もこっちの様に積極的に絡んでこられたら感情の面で怒りを持続するのは到底無理というものです。

    誤解がないようにもう一度繰り返しますが、姉を許せないのは「智貴の理性」です。非常識な姉の行動を許せない智貴の理性が出した答えが、「姉を姉ちゃんと呼ばない」だと考えると、智貴がとてつもなく可愛く思えてきませんか? 私は可愛いと思います。

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    でここからが喪180を読んだ感想になりますが、夏休みの部活帰りに姉にジュースをおごると呼ばれて文句も言わず付き合う智貴はちょっとシスコン入っていると言われても、まあ仕方がないかなとは思います。

    高校生にしては仲の良い黒木姉弟は見ていて微笑ましいですが、それはそれとして、智貴は智貴で自分の人生や青春を謳歌しているキャラであって欲しい。よく智貴の彼女候補として、こみちゃん、朱里ちゃん、吉田さん、果てはゆりちゃんまでが話題になる事がありますが、私としてはもこっちとまったく関係のない場所で恋人を作って欲しい。

    同じ弟として、姉の知り合いを彼女にするなんて地獄を智貴に味わわせるのが忍びないというのもありますが、初対面のキャラの方がもこっちと絡ませた時に面白くなるし、その後の話も広がると思います。

    少し長くなりましたが今回の感想はこんなもんですかね。また次回も最新話を読んで思ったことを素直に語っていきたいと思います。

  7. どうもみなさんお久しぶりです、もこっちを見守る会の管理人のモコニマスです。

    私はかつてこの掲示板でひっそりと、喪25から喪112まで約5年間に渡ってワタモテの更新を読んだ感想を書いていましたが、それを今回の喪179から再開したいと思います。

    念のために言っておきますが、私が読んで思った事を割と素直に書いていくので過度な期待はしないでください。

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    まず笑ったのはなんと言っても、もこっちのこのツッコミですね。

    シンプルかつ状況を的確にとらえている所が良い。もこっちに文章を書く才能があるかはわからないけど、言葉選びのセンスは間違いなく人並み以上のものがあると思います。

    この後、専門学校の講師が声優の仕事にはアニメの吹き替えだけでなく他にも色々あるという様な話をしますが、これはもこっちの将来を考える上でも重要なポイントの一つになるんじゃないかと思います。

    今のところもこっちは漠然と将来ラノベ作家を目指す方向で行くのかどうなのかまだ決めかねている、というか「とりあえず受験が終わってから考えよう」みたいな感じだと思いますが、文章を書く仕事だって小説家以外にもたくさん道があるんですよね。

    仮に高校卒業後もワタモテの連載が続くとしたら、その辺を描いてもらえると良いなと思ったり。同じ英語を学ぶ者として、もこっちより加藤さんの方がむしろ私は心配だと思ったり。

    Watamote_chapter_179_02

    この表現もうまいですね。ひらがなと漢字の使いわけも良いですが、読むのに一生懸命な声優志望の子たちと周囲が気になるもこっちとの対比も注目点だと思います。

    で最後、ネモの提案で文化祭の出し物を演劇か映画にしてもこっちがシナリオを書くという流れになりましたが、これが実現すれば高校3年の半分が終わってようやくもこっちのささやかな青春がクライマックスを迎えるんだなと思うと感慨深いですね。

    思えば1年の時は文化祭の手伝いさえろくにやらせてもらえなかったんですよね。それに比べれば大きな変化かも知れませんが、私はほんとうにささやかな青春だなと思います。

    できればもこっちと周囲の子たちだけでなく、清田くん達とか南さんにも役割があって欲しいなー。

    1年の時には「いないもの」だったもこっちに「クラスの一員」になって欲しい。

    とまあ、今回はこんなとこですかね。今後できれば最新話が更新される度にこんな感じで感想を書いていくので、他のブログサイトさんの感想を読むついでに読んでもらえると嬉しいです。

  8. 今回の4ちゃんはいつもよりスレの入れ替わりが速い気がする

  9. カーストという言葉が出てこない
    このサイトさんが好きです!

    • どうもありがとうございます。言われてみれば使ったことなかったですね

    • わざわざ見に来ていただいて申し訳ありませんが、ワタモテ最新話の感想の事でしたら少し前からお休みしております。

  10. 前回の更新時にチャットを開催していましたが、今回予定はないのでしょうか(Twitterをしていないのでこちらで伺わせていただきました)

    • 前回参加してくださった方ですかね? どうもこんばんは

      いずれまたやりたいとは思っていますが、いつやるかは特に決まってないというか、ツイッター上で誰かがやりたいと言って賛同者がいればその人がIRCを使ってその都度チャットルームを開設するという感じなのです。なので次回がいつになるのか私にも解りません。

      • 返答ありがとうございます。Twitterをしていないので開催されるのを気長に待とうと思います。

  11.  喪115「モテないし2度目の卒業式(後編)」の感想。

     おじさんの意見を言わせていただきます。

     やはり、もこっちが自分の意志で今井先輩に会いに行くべきだった。

     感謝を伝えるべきだった。

     吉田の手を煩わすべきではなかった。

     それだけが残念です。

    • なぜこの時期に!? ってみなさんおっしゃってますね。

      でもこれを機に昔のワタモテを知っている人に今のワタモテに興味を持ってもらえると良いですね。

  12. wiki執筆がんばってくださいね

    海外の反応は日本と違う観点があって、とても面白いので楽しみに待っております

  13. いつももこっちを見守る会をご覧いただきどうもありがとうございます。

    このコメントをご覧になっている方はおそらくワタモテ喪113の感想を読みに来られたのだと思いますが、お手数をおかけして申し訳ありませんがワタモテ最新話の感想を書くのはしばらくお休みして、最近新たに当サイト内に設置した私モテWikiの管理運営および加筆修正に集中する事にしました。

    理由というほどのものはないですが強いて言うなら、ずいぶん長くつづけて感想を書くという行為に新鮮味が薄れてきた事と、逆にWikiを始めてこちらに楽しさとやりがいを見出しつつあるからです。

    私がこの掲示板で感想のようなものを書き始めたのは2012年ですからもう5年前になります。その当時も私の他に感想を書いておられた方がいたのかも知れませんが、今では滅びゆくじじいさんをはじめ、私モテWikiの編集長でもあるびたこさん、そしてごく最近になりますがネット弁慶Aのブログさん、うざっしーのアニメ批評さん、場末の。さんといったブログサイトさんが新たにワタモテの感想を書いてくれています。

    だからという訳でもないんですが、自分でもワタモテの感想を書こうと思っている方、二次創作をされる方、新しくワタモテのファンになった方や古参のファンでより深くワタモテについて語りたいという方のための資料や場所を提供できれば良いと思っています。

    4chanの反応の翻訳については、実はこれまで何度も色々な理由で「そろそろダメかな?」と思う時期があったんですが、なんとか続いて今に至っています。今は幸いこれといった不安要素はないですが、いずれにしろ続けられる限りは続けたいと思っています。

    という事でワタモテ最新話の感想を書くのはしばらくお休みしますが、これからももこっちを見守る会と私モテWikiをどうぞよろしくお願いします。

    • うぃき制作がんばって下さい!

      完成楽しみにしています!

      • ありがとうございます。Wikiというサイトの性質上完成するという事はないと思いますが、各キャラクターのページは充実化させたいと思います。

  14. 今日は喪112が公開されました。

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    まさかのバレンタインデー回。時期的にもバレンタインデーのエピソードを予想や期待していた人は多かったと思いますが、「まさか谷川先生が本当に描くとは」の「まさか」です。まあ過去には「ちょく!」でバレンタインデーを描いてますし、今回はその中に登場した「うんこ型チョコ」というギャグのセルフパロディもありましたけど。

    しかし今回はどこをピックアップして感想を書けば良いか悩みますね。

    そんな事を考えながら何度か読み返していて私がふと思ったのは「背景に男子がいないな」でした。バレンタインデーといえば女子ばかりではなく、「もらえるはずがないと頭では解っていながらなんとなく期待してそわそわしてしまう男子」の存在がある意味欠かせないと思ってましたが、そんな事はなかったようです。

    そんな事はなかったですが、私の中では柿沼くんがネモの方をチラチラと盗み見したりして、ネモと目が合った瞬間に慌てて目をそらして素知らぬ風を装うけどネモにはすっかりバレている、というシーンがありありと目に浮かびました。

    ついでに言うと岡田さんはたぶん清田くんの事が好きなんだろうなともこっちが1年生の頃から思ってて、今年はチョコを渡す事ができたんだろうかと余計な心配をしたりしなかったり。

    この辺の妄想を語り始めるとしばらく終わらない自信があるので気を取りなおして今回の感想を書きます。

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    ガチレズさん、マジでガチレズ説w

    いいですねこれ。これまでにも何度か言ったかも知れませんが、私は谷川先生のこの独特の言葉のチョイスが大好きです。

    そんなガチレズの疑いがさらに濃くなった真子ちゃんは今回も南さんと和やかに会話をしています。おそらく南さんも真子ちゃんからチョコをもらったんだと思いますが、南さんは真子ちゃんにチョコのお返しをしたんですかね? 南さんみたいな子が友達のためにチョコを選んだり手作りしている所を想像するとめちゃくちゃ可愛いと思いますけど。

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    もこっちとゆりちゃんが真子ちゃんへのお返しのチョコを作るために調理室に行くとそこに変態シスターズがいました。

    この二人は本命の相手が決まっているのになぜ前日までにチョコを用意してないのか、そしてなぜライバル同士仲良くチョコを作っているのか、などなど素朴な疑問は尽きませんが、同時に「友達と二人でチョコを作りに調理室にやってきたもこっち」を見た時のこみちゃんの気持ちを想像しても面白いと思います。読者である我々はそれまでの経緯を知ってますけど、何も知らないこみちゃんはさぞ驚いたことでしょう。

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    初めての割りには手際よくチョコを作るもこっちとゆりちゃん。邪魔にならないように後ろで髪をまとめたもこっちが可愛いです。

    次のシーンでこみちゃんが少し失敗をしているのは、もこっちの方が気になって注意が散漫になっていたからでしょうね。井口さんはこみちゃんを「不器用」と表現していますが、失敗の内容から推測するにどう考えても器用さではなく「不注意」が原因です。またそこに思い至らない事から考えて、井口さんはもこっちとこみちゃんの微妙な関係にはまだ気づいてないのかも知れません。それとも元々人間関係の観察が鈍い子なのか。

    他には今回ゆりちゃんの内面が比較的多く描かれていて、読者もなんとなく解っていたゆりちゃんのもこっちに対する距離感みたいなものがより明確になりました。個人的には他人にあげるチョコをうんこ型にする様な人間と絶妙な距離感を維持しているゆりちゃんの感受性が気になります。

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    うっちーの苗字が「内」だとようやく確定。そっけない言葉づかいながらやたら説明的な手紙の内容も面白いですが、もこっちからのお返しを受け取った時のうっちーの反応が今から楽しみです。うっちーがもらうのはうんこ型チョコか、それともゆうちゃん用に作ったセクハラチョコのどちらでしょう?

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    そして最後にとばっちりを受けるのはやっぱり智貴。「汚ねっ!」という智貴の簡潔なリアクションに思わず笑ってしまいましたが、「してやったり」というもこっちの表情がかわいいです。

    今回のタイトルが「モテないしバレンタインデーを送る 1」という事なので、次回は今回描かれなかったバレンタインデーのエピソードが描かれるんでしょうね。おそらくこみちゃんと井口さんを中心としたお話になるんだと思いますが、楽しみに更新を待ちたいと思います。

    • 智貴は最近イケメンになりすぎてて、もこっちが怒りに震えるくらいチョコもらってそうですけどね。
      うっちーのチョコの袋に貼ってあるシールが本人そっくりだったり、校舎を探し回ったとか結構恐ろしいことがしれっと書いてあるのが面白かったです。
      机の中のチョコは雰囲気の演出かなにかの伏線なのか気になり、その2も楽しみです。

  15. 今日は喪111が公開されました。
    Watamote_chapter_111_01

    ずいぶんと久しぶりな気がするもこっちの妄想回。そのせいか解りませんがいつも可愛いもこっちがいつもより何割か増しで可愛かったと思います。

    さて今回のメインのネタの一つである「強くてニューゲーム」は元々RPGのシステムの通称だそうですが、「大人の知識と経験を持ったまま子供や学生時代に戻れたら」という仮定の話をする時にもよく使われますね。もこっちはそれを「留年する」という意外な方法でほぼ同じ状況を作りだす事ができると言い出す訳ですが、この発想は二つの意味で面白いと思います。

    一つは仮に実現したとしても強くてニューゲームどころか客観的には状況は悪くなっていて、しかも時間の経過と共にさらに悪化していく事が目に見えているというおかしさですね。

    もう一つは、どうせ妄想をするなら1年の時のようにもっと自分に都合の良い妄想をしても良いはずなのに、無駄に現実味を持たせようとして妄想のスケールが以前と比べて小さくなっている点です。これをもこっちが成長したとみるべきか、現実を知って夢を失ったとみるべきかは解りませんけど。

    少し前までの私モテにはこういった感じの、オタクあるある的なネタを皮肉ったギャグが多かったと思いますが、私の読み方が変わったのかたまたま精神的に疲れでもしていたのか、この時点でどちらかと言えばギャグというよりある種の風刺として読んでいる自分がいました。

    そんな流れでもう一つのメインのネタである「やれやれ系主人公」ですが、ネットで調べてみたところ涼宮ハルヒシリーズの主人公である「キョン」に代表されるような、周囲の状況や人々を常に冷静というか一歩身をひいた立場で見ていながら大した理由もなく女の子にモテたり、いざ危機的な状況なると突然やる気を出したり機転を利かせたりして一番おいしい所をかっさらっていく「いけすかない主人公」を意味する言葉なんだそうです。

    そんな言葉の意味を調べた後、今回の「やれやれ系もこっち」を再び見て私が受けた印象は「まるで今の俺じゃねーか!」でした。

    念のために言っておくと私は女の子にモテませんし、危機的な状況で隠された実力を発揮するどころか危機的な状況に陥る事さえありません。もこっちが言うように「実力を隠してるつもりなのにみんなから頼られて」はいませんし、「無能を装ってるのに陰で実力者ってバレて」もいません。

    実際の自分がどうであるかは別にして、可能な限り何事からも一歩身を引いた立場でいたい自分というのが確かにいて、そんな自分に対して「しょせんお前はこの程度の人間だ」と痛烈な皮肉を浴びせられた様な気分になりました。もちろんこれは谷川ニコ先生が意図したものではなく、たまたま私がこの様に受け取ってしまっただけなんですが、こんな感想を書いてる事それ自体が私が「やれやれ系」である証拠なのかも知れません。やれやれ。

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    話は変わりますが3月22日に発売予定の 私モテコミック第11巻 のカバーデザインが公開されましたね。すれ違いざまに背中合わせになるもこっちとネモの構図は10巻の時の店舗特典でもありましたが、これは二人の立場を端的に表した実に良い構図だと思います。細かいことを言えば構図だけでなくネモがパーカーを着てる所まで同じで、漫画本編でネモがパーカーを着ているのは黒ネモ回こと喪97だけだったと思います。

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    さらに話は変わりますが、この度このサイトの中に 私モテWiki (わたもてウィキ) というウィキサイトを新たに作りました。

    簡単に言うなら私モテの情報のみに特化したごく小規模なウィキペディアの様なもので、誰にでもページの編集・作成ができますのでみなさんにもお気軽に編集に参加していただければと思います。

    現在のところ私は主にサイトの管理運営のみを担当していて、編集に関してはツイッター上の別のファンの方にほとんどの部分をやってもらっていますが、私を含めできればみなさんと一緒に少しづつ内容を充実させていきたいと思っていますので長い目でお付き合いいただければ幸いです。

  16. 今日は喪110が公開されました。
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    まさかの高校受験回想とついに後輩キャラ登場。智貴は弟だし井口さんはもこっちを先輩というより智貴の姉として見てますからね。

    それにしても私はこの来年度には新一年生になるであろう女の子を一発で気に入ってしまいましたよ。なんと表現しましょうかね、この健全にドライというか精神的にタフというか、ある意味とてもリアルなこの立ち直りの早さ。

    保健室のベッドで「彼氏と一緒にこの高校に入りたい」と泣く受験生の涙をみて、目をぐるぐるさせながらいつになく他人に優しい言葉をかけたもこっちには悪いですが、受験に落ちた彼氏に合わせて志望校を変えてしまうほど自己犠牲的な恋愛をしている中学生はちょっと怖いと思います。

    きっと流した涙とその時の気持ちは嘘ではないのでしょう。彼氏の事もおそらく今は本当に好きなんだと思いますが、できれば高校に入って数か月後には別れて欲しい。智貴を好きな女の子はこみちゃんと井口さんで充分なので別の形でもこっちと絡んで欲しい。

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    あとは二年前のもこっち自身の受験当日の回想シーンですかね。黒髪のネモとこみちゃんの友達の伊藤さん。ネモの黒髪は受験に合わせて一時的に黒くしただけなのか、それとも高校に入って初めて明るい色に染めたのか。まあ後者でしょうね。原幕は校則があまり厳しくないのだと思います。

    この場面でもこっちはネモに「私 黒木だから覚えといて」と言っていますが、二人の接点は一年生の自己紹介の時よりも前にあったんですね。常に忘れっぽいもこっちはともかく、ネモもよくこれで一年間もこっちに話しかけずに過ごしたなと思わないでもないですが、この「因縁の二人」の関係がどうなっていくのか期待して今後の展開を待ちたいと思います。

    あと原幕を受験してレイプ目になってる中学生のゆうちゃん。トモモテをまだ読んだことない人はぜひこの機会に単行本を買って読みましょう。中学時代のゆうちゃんを知ってるとこのシーンがさらに笑えると思います。

    ともかくこれでもこっちが三年生に進級する可能性がかなり高くなりましたね。それはまあ良いとして今江先輩の卒業式とか二年生の三学期にしか描けないエピソードはぜひとも漏らすことなく描いていただきたいと思います。

  17. 今日は喪109が公開されました。
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    前回の更新から一か月以上の間があいてもこっち成分が不足し、心が干からびささくれ立つような思いを感じていましたが、ようやく潤いを取り戻す事ができました。更新の間があくのは今回に始まった事ではないですが、今回はなぜか特に長く感じましたね。

    それはさておき今回の感想です。関東では少し珍しい雪の日の学校という日常の中の非日常。静かな教室には自分の他には数人のクラスメートしかおらず、普段あまり会話した事のない人との会話の機会も自然と増える事になります。

    喪106の席替えから期待が高まっていたもこっちと加藤さんとの本格的絡みをこういう形で持ってくるとは思わず、さすが谷川ニコ先生だとうならざるを得ません。とても自然でとても説得力があります。もちろんこの二人以外のキャラクターも、細かな部分でそれぞれの性格や立場にあった所作や言動をしていて、まるで一つの短い劇を見ているような気分になりました。

    もこっちは当然としてゆりちゃんに真子ちゃん、吉田さんに荻野先生、そして清田くんと実に良くそれぞれのキャラが表現されていましたが、今回の加藤さんを見ていて私は新たに「この子は実は頭の良い子なのではないか?」という感想を持ちました。その根拠はこちらのシーンです。

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    解りますかね? この次のページでは吉田さんももこっちに対して「私にも教えろ本」と頼んでいますが、これはもこっちが加藤さんに本を選んであげている所を見ていたと考えればごく普通の事だと思います。しかし加藤さんはもこっちとゆりちゃんが二人並んで本を読んでいる場面を見ただけで、「私にも何か本 紹介してよ」ともこっちがゆりちゃんに本を勧めてあげた事を知ってるかの様な発言をしているのです(右下のコマで加藤さんが何かに気づいたかのような表現がされていますね)。

    もちろんその前に背後のもこっちとゆりちゃんの会話を聞いていた可能性もありますし、ゆりちゃんが最初本を読んでなかった事も知っていたのかも知れません。いずれにしろこういう事が無意識的にできてしまうのは加藤さんが人に対する観察力に優れているからではないかと私は思います。

    喪106の時もそうでしたが、加藤さんがもこっちに対してある意味遠慮のない態度で接するのは、おそらくもこっちがそうしても大丈夫な相手だと意識せずとも「知っている」からではないかと私は思っています。勝手な予想ですが、もし仮にもこっちが加藤さんの申し出を断ったとしたら、「そう…ごめんね」と少しショックを受けたあと、今よりももこっちに対して興味を持つようになる気がします。

    何にしろもこっちの周囲にまた一人個性的なキャラクターが増えたことを喜びたいと思います。こうなってくると気になるのはもう一人の新キャラ、南さんですが、南さんの活躍する回は果たして来ますかね? 次回の更新を楽しみに待ちたいと思います。